A.医療用ウイッグと一般のファッションウイッグとの間に明確な違いはありません。多くのウイッグメーカーがそれぞれ患者さまに配慮した商品づくりをして、それを医療用として販売しているというのが実態です。一般的には、ファッションウイッグは自毛の上から被りますが、患者さまの場合は地肌に直接ウイッグを被ることが予想されます。そこで医療用はデリケートになったお肌に優しい素材を随所に使用したり、人工皮膚をつけて見た目を自然にする工夫がされている場合が多くあります。仕事などで長時間着用するのか、たまの外出時のみの使用か、などご自身の生活やスタイルにあわせてお選びになるとよいでしょう。
A.医療用ウイッグを選ぶときは、以下のポイントが重要です。
1.見た目が自然であること。 ※お仕事やサークルなど外出の機会が多い方は特に大事なポイントです。
2.丈夫で長持ちすること。 ※平均使用期間は1年~1年半です。
3.サイズ調節が自由にできること。 ※回復するにつれて自毛の量が変化します。
4.メンテナンスしやすいこと。 ※ご自身で簡単に洗えるかなど。
A.医療用ウイッグの使用期間を検討するときは、以下の1~3を考慮しましょう。
1.脱毛を伴う治療をされている期間 ⇒ 6ヶ月~1年(例)
多くの場合、抗がん剤投与後10~20日間で脱毛が始まります。
2.治療終了後、自毛を揃えながらのスタイル調整期間
ショートスタイルの方で ⇒ 1年程度
3.元のスタイルに戻す場合の髪が伸びる期間 ⇒ 0~6ヶ月
通常月に1.2㎝髪が伸びていきますので脱毛前のヘアスタイルが長かった場合、元の長さに戻るまでそれに応じた期間がかかります。
下記リンクから医療用ウイッグの説明動画をご覧になれます。
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